今回の目玉は、アレッシー(ALESSI)のパビリオン。日本でもお馴染みの同社は、今まで政治的な力関係でフィエラ(見本市)会場でなく市内の別会場で行っていたものが、久しぶりにフィエラ会場に戻ってきた。しかも、場所はほかのメーカーのように大きなパビリオンの中のブースでなく、小さいが自前の独立した「パビリオン」である。見本市会場内に建てられたアレッシー社専用のパビリオンであり、必要な時には何時でも開く事が可能な自社専用パビリオン。カラフルな外観の設計は、アレッシーではおなじみのA.メンディーニ氏。

商品での新作は最近のアレッシーのトレードマークにもなっているワインオープナーシリーズ、「アンナ・G」の男性パートナーとして「サンドロ・M」の登場。丸いハットをかぶったジェントルマンだが、少し「ズングリ」。優雅で個性的なアンナ・Gほどの「顔」になれるか・・・?御存知の人もいるとは思うが、今回の新顔、「サンドロ・M」とはA.メンディーニ氏の事。「アンナ・G」はアンナ・ジリ女史で、実は私生活でも二人はパートナー。他にも同社からは、魚の形の組み合わせた鍋敷きや、シンプルなキッチン・スケールを発表。

この秋のマチェフは、クリスマスギフトも兼ねている為、一足早く会場はクリスマス商戦、カラフルなデコレーションにはいつでも心が楽しくなる。又、ファッションブランドのこの分野への進出も目立つ。アルマーニ、ベルサーチ等に続き ICEBERGも登場。シックでエレガントなファッションブランドならではの特徴。他にも個性的なデザインの小物は目につくが、ビジネス面はどうかというと、そう思わしくない。まず、通貨ユーロが強くなり、価格が上がりEU以外のアメリカ、アジアへの輸出が低下、そしてEU内でも牽引役のドイツの相変わらずの不況と、良くない。しかし、価格上昇をカバーする意味でもより一層デザインに力を注ぐだろう。

次回の2004年の春のマチェフはギフトとステイショナリーの見本市と融合され、更に大きくなるとの、情報。