この写真、仕事場ではなくホテルの一室です。
今までホテルに泊まるときは、仕事で泊まるときも遊びで泊まるときも、変わらないホテルのつくりでした。ベッドがシングルかダブルかツインかが一番の問題で、それに鏡台兼デスク、その上は殆ど大きなテレビが占領していて使いにくいことが多いのですが、余裕があればそれにソファが一本というのが一人で泊まるホテルの典型でした。
仕事で出張する場合は、外で食事をして夜中近くにチェックインするので、レストランもバーも利用することが殆ど無く、ホテルではお風呂を使って寝てしまうのが普通です。朝は洋食か和食のセットかバイキングが定番で、ずいぶん高いと思いながらちょっといつもより重い朝食を済ませて出かけるのでした。
久しぶりに大阪に行くことになり、ビジネス街に新しくできたばかりのホテルに泊まることになりました。
装飾がひとつも無い、でも安っぽくない、シンプルな広々とした透明感のあるロビーに入り、物々しく構えたカウンターではなく軽いデスクでチェックインしました。
渡されたカードキーはエレベーターに乗るときから必要になります。泊り客しか乗れないのです。部屋に入るときはドアにカードキーをかざし、緑色の明かりが点灯したら開錠です。
室内に入るとまず目に入るのが大きなデスク。勿論パソコンを使う仕事のためです。いつもデスクの上を占領しているテレビは壁掛けになっていました。
レストランもバーも無く各階にコインベンダーが用意されていて、朝食は一階に設けられたパンとコーヒーのショップでした。サラダがついて840円。
大きなホテルの中にコーヒーショップの従業員を除けば、人影はフロントの二人だけでした。
殺伐とした無関心さではなく、余分なことを排したむしろ行動を見透かされているようにできた、やさしいシステムのホテルでした。